あなかま暮らし

IT企業で働く傍ら、ブログを運営しています。

人生の転機は27歳、28歳にある。

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「俺の人生、今のままでいいのかな…?」

「この仕事を続けて幸せになれるんだろうか…」

 

働いているとこんな悩みが出てきますよね。

 

これを考え始めるのって、大体20代の後半くらいからだと思います。

 

特に、27歳、28歳でこの思いって強くなるんじゃないでしょうか。

 

まさしく僕がそうでした。

 

僕はこの時期にうつ病を発症して、会社を休職したんですけど、そうした状況もあってめちゃめちゃ思い悩みました。

 

「このままでいいのか??」「何か他に自分に出来る事があるんじゃないか?」

ずっと考えてました。

 

そんな時に同世代の友達と会う機会がありました。

 

近況を報告しあう中で、みんな同じ状況だとか同じ悩みを抱えていて

あ、この時期って人生を見つめなおす転機の時期なんだ」と腑に落ちたんです。

 

同じ年代で自分のキャリアについて悩んでいる方にこの記事を捧げます。

  

 

1:何故27歳~28歳が転機なのか

何故この時期が転機なのか」ということを僕なりに考えてみました。

 

大卒の社会人で考えると、入社6~7年目にあたる年齢です。

 

この時期って、「自分のやりたい事と、自分の現実的な将来に齟齬を感じる時期」じゃないですか?

 

仕事にも慣れ、周囲を見渡せるようになっていると思います。

 

裁量も増えて、ある程度は自分がやりたいように仕事を回せる状況ですよね。

 

周囲からは中堅として見られて仕事量もグッと増えてくるのではないでしょうか。

 

そういう状況もあって、「この仕事を続けていくと自分がどうなっていくか」が分かるようになってくる時期だと思います。

 

一方でプライベートを振り返ってみると、30代を目前にして自分の人生について深く考える時期でもあります。

 

自分が思い描いていた通りの順風満帆な人生が送れていれば何の問題もありませんが、大抵の人はそうでは無いと思います。

 

「このままでいいのか」と自問自答し、自分の向かいたい方向を再認識する、そんなタイミングだと思います。

 

そういうところから

キャリアの成長と、人生設計を振り返る最良のタイミングが「27~28歳」なんじゃないかと思ったわけでございます。

 

2:僕の実体験としての「27歳」

 

僕は、27歳になる1週間前に「うつ病」を発症しました。

 

原因は膨大な量の仕事を任されたことでした。

 

化学メーカーの営業として働いていたのですが、ある時期から人員削減に伴って仕事量が一気に増加しました。そのため、全く業務が追い付かなくなってしまっていました。

 

上司に人員増を打診するも、のらりくらりと躱されて仕事量は変わらず…。残業時間も100時間は超えていたと思います。

 

そんな生活を続けている中で、うつ病を発症してしまいました。

会社には通えず、お休みをもらって何もせずにぼんやり過ごすような生活がしばらく続きました。

 

それから3か月くらい経ち、

日常生活は送れるくらいに回復はしたものの、まだ仕事には復帰できない…

そんな状況の中で休職をしながら今後の人生についていろいろ考えたんです。

 

僕が働いていたのはゴリゴリのドメスティック企業

どれくらい残業しているか、がステータスみたいなそんな会社です。

 

僕は「働くために生きる」を地で行く今の生活から脱却したいと思っていました。ここで転職を考えるようになります。今にして思うと「考え出すのおっそ!」って感じですが…。 

 

じゃあどんな仕事に転職するか、というを考えました。

もともと新しいものを作ったり、それを人に伝えたりすることが大好きでした。なので、「新しいものに携わりながらお金を稼ぎたい」と思ったんです。

  

それから1か月の転職期間を経て、第一志望のIT企業に無事転職する事が出来ました

その経過については別の記事で書きたいと思います。

 

これが僕の話なんですが、苦しんでいたのは僕だけではありませんでした

 

うつも完治し、日常生活を送れるようになった頃、地元の友達とでオンライン飲み会をする機会がありました。

 

その時に近況報告をしあったんですが、僕と同じように現状から抜け出そうとしている行動をしている友達ばかりでした。

 

・仕事で思い悩んで本格的に転職を考えてるやつ

・自分の成長のために海外に渡ろうと考えているやつ

・コロナで仕事が休みになってしまい転職を余儀なくされたやつ

 

一人も「現状に満足して留まってる」っていう状況の友達はいませんでした。

 

この経験から「今の僕らの年齢って、目には見えないけど大きな転機なんだ」と思うようになりました。

  

3:「この時」を転機にするメリット

ある意味でこの年代って無敵だと思っています。

というのも、「もう若くない」と「まだ若い」の絶妙なバランスの中にいるから。

 

社会人としてある程度時間が経ったため、そこそこ生きていく術は持っているじゃないですか。でもまだ20代です。それ以上の年代と比較すると、行動に対してかかってくる責任も大きくない。

 

であれば、自分の今後の人生を考えながら新しいことに挑戦するのって大アリなんじゃないかな?と思います。

 

4:27歳で一回死ぬ

皆さんは「27クラブ」ってご存じですか?

27歳で死んだクリエイター(主にバンドマン)を総称してそう呼びます。

ジミ・ヘンドリクスとか、ニルヴァーナカート・コバーンとかが27歳で亡くなっています。「クラブ」と呼ばれる通り、音楽業界にはこの年齢でなくなる人たち本当に多いんです。

 

この人たちの亡くなった理由は千差万別なんですが、やっぱりこの時期にふと「このままでいいのか…?」って考えてしまうからなのかな、と推測してます。

 

 僕がうつ病を患ったのはちょうど27歳になるタイミングでした。

 

現在の仕事を辞めてゼロから始めるのも27歳。

 

僕はこの出来事で「一回死んだ」って思うようにしてます。

一回死んだんだから、いままでよりも大胆に前進できるはずだと思ってるんです。

 

この年代で思い悩んでいる方、あなたも「一回死んだ」と思ってやりたい事ガッツリやってみませんか?